職場でタトゥーはタブー!?

6月更新

アメリカ・レイクウェールズのラッセル・パリッシュさんは、
義父の経営する小さなレストランの店長をしているが、
もっといい仕事を探している。 

しかし彼はまったく仕事を得る事が出来ない。
なぜかというと、彼の手の甲、指、首にタトゥーがあるからだ。
そこで彼はタトゥーがある人達の為の、労働基準法と戦うための
グループを作った。タトゥーがある多くの人たちがこれに賛同し、
サポートしているという。
しかし雇用主としては、もしそのタトゥーが宗教によるものである場合を除けば、タトゥーを理由に雇用を断るのはもちろん違法ではない。
多くの人がタトゥーがある為、ほとんどの会社では
長袖長ズボンで隠せるのであれば、問題無いとしている。

現状として、見える範囲にタトゥーがある人達にとっては、
仕事を得るのは難しい。しかしそれも変わっていくかもしれない。
最近の大手ビジネスマンですらピアスをしている。

ラッセル氏はmodifiedmind.comというウェブサイトを持っている
そこにはタトゥーが入っていても構わないという会社のリストが
書いてあり、その中にはバンク・オブ・アメリカもあるそうだ。

これはアメリカでのケースなので、日本に住む我々にとっては
また少し事情が変わってくると思う。
もちろん、手の甲や首にタトゥーが入っている人達には、
仕事を得るのは難しい状況である事には変わりはないが、
日本ではまず、銀行でタトゥーを出して仕事をしている人は
見る事はないでしょう。
アメリカの銀行については詳しくないのでわからないが、
こういう話を聞くたびに、人々の好感を得る為の一種の宣伝効果を
狙ってるんじゃないかと思うのは、私がひねくれ者なんだろうか。
とにかくアメリカやカナダ等、海外に行くと日本よりも
タトゥー人口が多いし、よく露出している気がする。
それに対する人々の反応も慣れたもので「そのタトゥー、きれいね」と
声をかけられるし、バスや電車でおじいちゃんおばあちゃんが
隣に座って、普通に話しかけてくる。
カフェでタトゥーを出して働いている人も多い。
もちろんタトゥーが入っているからといって差別を受ける筋合いはない

しかし、それが違法でない限り、タトゥーが原因で
面接で落とされても文句は言えないのだ。
職種もかなり限られてくるし、
自分がやりたい仕事の障害になる可能性もある。
いずれにせよ、まずはタトゥーを入れる前に、
それがもたらす効果について自分の人生設計と共に、
よくよくよくよく考える事が大事だと言えると思う。

 
それでも入れちゃって後悔して消せずに困っちゃってる人は、
アメリカに住む覚悟でこのサイトを是非チェックしてみて下さい(笑)

■writer: nonaka■


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