ブラックライトインクは安全?
06,6/23 更新
(アメリカ)
24歳の医師クリスさんは腕時計で隠れる程の
小さいタトゥーを入れている。
そして、首の後ろにはブラックライトや紫外線に反応するインク
(普段はほぼ見えないインク)によって彫られたタトゥーがある。
このインクによるタトゥー
(ブラックライトタトゥー、又は UVタトゥー)は、
ここ10年間で人気は上がってきて成長し続けています。
『ブラックライトタトゥーは、
仕事上隠さなくてはならない人や
親に知られたくない人などの為の貴重な選択肢です』と
hardwire tattooの彫師ジャスティンさん
(クリスさんのタトゥーを彫った彫師)は語る。
「私にタトゥーがあるなんて誰も信じないよ。
首のタトゥーだってクラブで踊っている時のほんの一瞬しか
見えないし。」と医師のクリスさん。
しかし、誰もがブラックライトタトゥーのファンなわけではない。
デザイン上の制限はあり、普通のタトゥーの様に
グラデーションやシェーディングは出来ない。
また、きちんとした証拠はないがブラックライトタトゥーは
より多くの皮膚刺激を引き起こす事が示唆されている。
一部のタトゥーアーティストは
発がん性の可能性があるとして使用していないという。
ウィルミントンのタトゥースタジオのオーナーブライアンさんは
インクを調査した所、蛍光性の染料とポリメチルメタクリレート
(PMMA)の微小球体が含まれている事を知り、
とても心配になったという。
「PMMAは、腫瘍の原因となる薬品として有名です。UV化合物は人間の皮膚に入るべきではない物質です。」とブライアンさん。
ブラックライトインクを使用する彫師は、
「それは噂にすぎない。人々は時々、ブラックライトタトゥーを
「暗闇で光る、夜光性のタトゥー」(それは安全ではないと広く知られている)と混同しています。」と語る。
「一部の人は、そのインクの中に3価
(価=化学で、元素・基の原子価、イオンの電荷の価数や、
アルコールに含まれる水酸基の数を表す。)のリン( リン=窒素族元素の一。黄燐(白燐)・紫燐(しりん)・黒燐・赤燐などの同素体がある。
黄燐は蝋(ろう)状の固体で毒性が強く空気中に置くと自然発火し、
燐光を発する。天然には単体として存在せず、
燐酸塩などとして鉱物・動植物界に広く存在する。
主要鉱石は燐灰石。元素記号P原子番号一五。原子量三〇・九七。)
が含まれていると考えている。
しかしそうではない。
その問題の原因はインクを専門的ではない分野で
製造しようとしている人達にある。
『私は10年前から一度も問題の起きていない
評判の良い会社から購入しています』と彫師ジャスティンさん。
クリスさんは
「彼は最高の物の為にお金を払っているんだ。
このタトゥーも何も悪い事がないし、
普通のタトゥーよりも早く治ったくらいだよ」と言う。
UVインクの主要なメーカーのうちの1つである、
(マサチューセッツに拠点をおくカメレオンボディーアートサプライ)によると インクは11年以上、逆反応を見つけるためのテストをしましたが、人間用としてはFDAには認められなかった。
それは追跡目的の為に、動物、植物、魚に用いられる事で認められているが、従来FDAでは
タトゥーインクや顔料は管理されていないからだそうだ。
ジョンスター博士(皮膚科医)は
「たとえその会社がそのテストを行い、何も問題が無かったとしても、それはインクが安全であるという意味にはならない。
その時に問題が無かったかどうかなんてしったこっちゃないです。
そんな説明をする事がとても腹立たしいし、医療と科学についての知識が不足している証拠です。
何のインクでも、施術箇所だけに留まっているわけではなく、体中に移動しているんです。その証拠に、インクはリンパ節と脾臓で見つかりました。」
クリスさんは何も心配しておらず
次のタトゥーを背中に入れる事を計画中だそうです。
確実な証拠はまだないけど、
そういう可能性を多いにはらんでいるいるという事ですね。
。。。っていうか、私のタトゥーにも使ってあるんですけど(笑)
これを書きながら微妙な気分になりました。
■writer:nonaka■ |