RICO
0 TATTOOとの出会いは?
☆自分の生まれ育ったリオデジャネイロでは、海でも街中でも、TATTOOを入れている人はたくさんいたし、
普通に見かけていました。
1 彫師を目指したキッカケは?
☆絵がとにかく好きで、小さい頃から常に何か描いていた。その後反抗的な十代の少年に成長して
TATTOOに興味を持ち始めた・・彫師になったのは、自分にとってはごく自然なことでした。
2 得意とするタトゥースタイルは?
☆バイオメカ、アメリカントラディショナル、ニュースクール、ボルネオ風トライバルを得意分野として
やってきましたが、ここ3年くらいは和彫りに専念しています。
3 そのスタイルの魅力
☆全身をひとつとして見立てた時に、日本伝統の刺青に勝るものはないと思う。どっしりとした重い黒と
グレーのみの背景と、モチーフに使われる色とのバランス、そしてそれが体に丁度良く配置される絶妙な美しさ。
古典ならではの味も魅力ですね。
4 そのスタイルの難しい所
『ジャパニーズ・スタイル』ではなく『和彫り』、しかも外国人が彫ったとは思えないようなものを、
意味もきちんと理解したうえで彫っていきたいと思っているので。日本語も勉強していきたいし。難しいことだらけです。
5 タトゥーを彫る際に一番気を付けている事は?
☆デザインを起こす時に、体格、体型を良く考慮すること。大きさだけでなく、骨格や曲線、影のできる位置なども
ひとりひとり皆違いますから。あとは、彫っている最中にお客様がリラックスできるような、goodなレゲエを流すこと!
6 好きなARTや音楽
☆どんな種類のアートも全般的に好きだけど。一番惹かれるのは浮世絵や仏教美術などの、昔の日本のものでしょうか。
好きすぎて、寺見るために京都に住んだくらいです。
7 その他オススメ(画家、アーティスト、本、ホームページなどありましたらお願い致します。)
☆参考にしている画家・・北斎、国芳、暁斎、国周。彫師では、お世話になっている横須賀彫秀先生、
ブラジルで活動しているIvan Szazi、主にこの二人の作品から影響を受けています。
8 アピールやコメントも有りましたら是非、お願い致します。
☆まだまだ未熟で情熱のみで突き進んでいる自分達にも関わらず、信用し体を預けてくださっているお客様方、
いつも支え励ましてくれる友人たち、感謝してもしきれません。
Peace & love, good luck to all in 2007 !!
(超訳 by SHION)
SHION
0 TATTOOとの出会いは?
☆・・忘れました。本物見たのは20歳過ぎてからだったと思います。
1 彫師を目指したキッカケは?
目指していた職業といえば、保育園の頃の夢『プロ野球選手』に始まり、小学校『獣医』中学校『美容師』
高校時代『カウンセラー』そして『スチュワーデス』、そのため短大に入ったと思ったのに
『メークアップアーティスト』その他諸々です。常に何かを目指してそれに向かって突き進んではいましたが・・
彫師には、目指してなったというより気がついたらなっていたという感じ
2 得意とするタトゥースタイルは?
☆今は和彫り専門です
3 そのスタイルの魅力
☆古いようでいて古くならないところ。元気があって、気取り過ぎないかっこ良さ。粋。
4 そのスタイルの難しい所
浮世絵や刺青など、いかにも日本!っていう雰囲気のある作品は、見慣れているしシンプルな分簡単そうに見えますが、
いざその『味』を表現しようとするとなかなか思うようにいきません。
さらに刺青には刺青特有の表現方法があって、そこを注意して勉強しないと和彫りに見えない。
『和彫り』という、歴史と伝統のある、世界的にも評価の高いものに彫師として関わってゆくからには、
その質を下げない責任が自分にもあるわけですから・・中途半端なことをしないようにと自分に言い聞かせてます。
5 タトゥーを彫る際に一番気を付けている事は?
☆始めに「必要のない」ワンポイントを彫ることが、和彫りの場合後々全体のバランスを壊すことに繋がるので、
打ち合わせには時間をかけて慎重にしています。今良くても後で邪魔になるデザインもあるということを
お客様に理解して頂く。そしてそういうものを彫らないことです。
6 好きなARTや音楽
☆浮世絵 大好きです
7 その他オススメ(画家、アーティスト、本、ホームページなどありましたらお願い致します。)
☆『彫勇』(恵文社)ご指導いただいている横須賀彫秀先生の作品の写真集です
☆『分身百姿』定番ですが、すごく勉強になります
☆天明屋尚さん。静かで、同時にものすごいパワーのある作品というのでしょうか・・絵の人物の刺青かっこいいです
8 アピールやコメントも有りましたら是非、お願い致します。
☆以前ひとりでやっていたスタジオを閉める決意をし、旅を以来、様々な出会いがありました。
相棒のRICOとだるま小屋をスタートし、現在は横須賀彫秀先生の元で、一門という形ではありませんが、
通いで勉強させていただいております。そして私たちがこうして旅を続けていられるのも、
友人たちの助けがあればこそです。出会いは本当におもしろいもので、自分が、
自分ひとりから成っているのではないという事、人のありがたみをしみじみと感じています。
今現在もまだ旅の途中。まだ彫師として始まったばかりですが、
支えてくださっている皆様の思いを今後もっと作品に反映させてゆきたいと思っています。楽しみにしていてください。